ノウハウ本の多くは何らかのオリジナルがあって、それ(それら)を組み合わせたり、加筆したりしてリライトされたものが多いのが実情です。

中には、リライトしきれずオリジナルに相当似通った本もありますが、本の性質を考えると知識や知恵の集積が本となって世の中に出るワケですから、似ていることを理由に批判されるというような、単純なものでは一概にありません。

しかし、この本の凄いところは、著者自身が考え、実践している「儲かるしくみ」を惜しげもなく公開して、この本がオリジナルとして成立しているところです。

例えば、

「安くしないとお客さんが買ってくれない」「高いと安いお店にお客さんが行っちゃう」ということに対して・・・

「それは、安いには安い理由があり、高いには高い理由があることを、お客にわかりやすく教えていないから。」

「安いことだけを理由に集まってくる客にばかり時間を取られていると、大切なお客が呆れて離れてしまう。」

と、著者自身の経験から安易な安売り行為を戒めています。

想像してみて下さい、どの本にも書いていない方法を、机上の空論ではなく実際にやってみるのが、どんなに大変で手間のかかることか。

そしてそれを(効果のあった方法だけを)公開するのが、どんなに勇気が必要なことか。

私がこの本を知ったのは著者のセミナーを受講して、セミナーの内容が素晴らしかったので、もっと深く知りたいと思ったのがきっかけです。

そして、他のビジネス本には書いてない著者オリジナルの手法が数多く記載されてあり驚きました。

ネット販売だけではなく、リアル店を経営されている個人経営者の方には、特にお勧めの本です。

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